意外と共通するAndoroid機種の故障例5選｜修理店が解説！
Androidスマホの故障というと、画面割れやバッテリー劣化を思い浮かべる方が多いと思います。
ですが、実際の修理現場では「意外と知られていない共通トラブル」が数多く見られます。
そこで今回は、意外と知られていない共通トラブルを5つご紹介していきます！
①近接センサーの誤作動による操作トラブ
Android端末で特に多いのが近接センサーの誤作動です。
通話中に画面が暗くならず頬で誤操作してしまう、逆に通話終了後も画面が戻らないといった症状が発生します。
原因としては、センサー部分へのホコリの蓄積や、保護ガラス・フィルムがセンサー位置を覆ってしまうことが挙げられます。
端末自体は正常でも、外的要因で不具合が出る点が共通しています。
②内部アンテナ接点のズレによる通信不安定
意外と見落とされやすいのが、内部アンテナの接点不良です。
落下や衝撃によってアンテナと基板の接点がズレたり劣化したりすると、電波感度が低下します。
「圏外になりやすい」「Wi-Fiが頻繁に切れる」「Bluetoothが不安定」といった症状が出ても、通信環境の問題だと思われがちですが、実際には端末内部の故障が原因というケースも少なくありません。
③サイドボタンの反応不良は構造的に起きやすい
Androidスマホでは電源ボタンや音量ボタンの反応不良も共通故障のひとつです。
近年は電源ボタンに指紋認証を兼ねている機種が多く、使用頻度が高いため内部の接点が摩耗しやすくなります。
押しても反応しない、強く押さないと動作しないなどの症状が徐々に進行するため、故障に気づくまで時間がかかりやすい点が特徴です。
④スピーカーやマイクの音質低下
防水対応のAndroid端末でも、スピーカーやマイクの音質低下は意外と多く発生します。
通話口やスピーカー穴に皮脂や細かなゴミが蓄積することで、音がこもったり相手の声が聞き取りにくくなったりします。
水没していなくても起こるため、経年劣化による故障として現れやすい共通トラブルです。
⑥OSアップデート後に起きるハード誤認トラブル
Android特有の故障例として、OSアップデート後の不具合があります。
アップデートをきっかけに発熱や電池消耗が激しくなり、バッテリーや基板の故障と勘違いされるケースもあります。
実際にはソフトウェア負荷の増加が原因となり、ハードウェアに影響を与えている場合もあるため、切り分けが重要です。
まとめ：見えにくい故障ほど早期対応が重要
Androidスマホに共通する意外な故障例は、目立ちにくく原因が分かりづらいものが多いのが特徴です。
症状が軽いうちに点検や対処を行うことで、基板故障などの重度トラブルを防げる可能性も高まります。
日常的な違和感を放置せず、早めに状態を確認することが端末を長く使うためのポイントです。
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