「スマホの画面が急に反応しない…」
「タップしても無反応。再起動しても直らない…」
そんなAndroidスマホの「タッチ不良」や「操作できない」トラブルは、突然起こることがあります。
仕事や連絡、決済などあらゆる場面で使うスマホだからこそ、操作不能のストレスは計り知れません。
この記事では、修理現場でもよく見かける「Androidスマホのタッチが効かない・誤反応する原因と、自分でできる対処法」を詳しく解説します。
さらに、修理が必要な判断基準やよくあるパターンも紹介します。
引用元:Android
Androidスマホのタッチ不良によくある症状とは?
① 全くタッチが反応しない
画面を何度押しても操作できない、ロック解除すらできない状態。
画面割れや落下後に突然起きるケースが多く、「タッチセンサーの故障」や「基板故障」の可能性が高いです。
② 一部だけタッチできない
画面の上部だけ、下部だけなど、一部が反応しない症状は「タッチセンサーの故障」が原因のこともあります。
③ 勝手に動く・ゴーストタッチが発生する
触っていないのに勝手にアプリが開く、文字が入力されるなどの「ゴーストタッチ」は、水濡れやタッチセンサーの不具合によって引き起こされることがあります。
自分で試せる対処法|修理前に確認しておきたいこと
① 再起動を試す
ソフトウェアの一時的なバグや動作不良であれば、再起動だけで復旧するケースも少なくありません。
操作できる場合は通常再起動を、できない場合は電源ボタン+音量ボタンの長押し(強制再起動)を試してみましょう。
② 画面の汚れを拭き取る
皮脂や水分、保護フィルムの浮きなどが影響してタッチが効きにくくなることがあります。
乾いたメガネ拭き等で優しく画面を拭く、フィルムを一度剥がして試すのも効果的です。
③ セーフモードでの動作確認
「一部のアプリを入れてから不調になった」という場合、アプリの競合やウイルスが原因の可能性も。
「電源長押し → 長押しでセーフモード起動」を試し、動作が改善されればアプリ側の問題です。
④ システムアップデートの確認
Android OSのバグ修正がアップデートで改善されることもあります。
設定アプリから「システム」→「アップデート」をチェックしてみましょう。
それでも直らない場合は修理が必要?判断ポイントと対処法
① 画面が割れている場合はほぼ確実に修理が必要
画面割れ=ガラスだけと思われがちですが、Androidスマホの多くはタッチセンサーがガラスと一体型です。
ガラスの割れによりタッチセンサーが損傷してしまうと、画面交換修理以外に手段はありません。
② 水没・湿気が原因の可能性
「お風呂で使っていた」「雨の中でポケットに入れていた」などの場合、水滴や湿気が内部に侵入して基板や液晶に不具合を起こしているケースがあります。
内部洗浄・乾燥処理が必要になるため、速やかに電源を切って修理店へ相談してください。
③ 液晶・タッチセンサーの劣化や基板不良もある
長年使用している端末では、タッチセンサーの劣化や液晶の寿命、基板のハンダクラック(微細な割れ)が原因のこともあります。
このような症状は部品交換では治らず、基板修理や本体交換になる場合もあります。