今回は、京都府宇治市より「iPadの画面が割れてしまった」とのことで、iPad 第10世代の修理依頼をいただきました。
お子様が使用中にうっかり落としてしまい、フロントガラスに蜘蛛の巣状のヒビが広がってしまったとのこと。
画面が割れてもタッチ操作ができるため、「このまま使っても大丈夫では?」と思う方も多いですが、放置していると破片でのケガやさらなる故障につながるリスクがあります。
今回は、iPad 第10世代の画面構造やガラス割れのリスク、修理内容とあわせてガラスコーティングの重要性についても詳しく解説いたします。
iPad 第10世代の画面構造とガラス割れの特徴
第10世代は「タッチガラス+液晶」の分離型構造
第10世代iPadは、タッチガラス(デジタイザー)と液晶ディスプレイが別体構造になっているのが特徴です。
これはiPad Proシリーズのようなフルラミネーション構造とは異なり、ガラスが割れても液晶にダメージがなければ表示には影響しないという点がメリットでもあります。
今回のお客様の端末も、タッチや表示には問題がなかったため、ガラスパネルのみの交換で対応可能でした。
見た目の割れだけでも内部への影響は大きい
iPadのガラスが割れると、破片が飛び出して指を傷つける恐れがあるほか、割れた隙間からホコリや水分が侵入し、液晶や基板に悪影響を与えるリスクがあります。
また、タッチセンサーはガラス面に一体化されているため、割れがひどくなると反応しなくなることも。
割れが広がる前に早めに修理することで、液晶や他パーツの追加故障を防ぐことが可能です。
タッチガラスの交換修理とガラスコーティングの施工内容
タッチガラスの交換は最短即日対応
当店では第10世代iPadのタッチガラスを常時在庫しており、事前にご予約いただければ即日で修理対応が可能です。
今回のお客様も午前中にご来店いただき、約1時間ほどで修理を完了しました。
修理では、まず割れたガラスを丁寧に取り外し、内部のフレームに付着した接着剤や破片を取り除きます。
その後、新しいガラスパネルを取り付け、接着・圧着処理を行います。画面の反応・表示確認・ホームボタンの機能テストなども念入りに実施し、万全の状態でお返しいたしました。
修理後はガラスコーティングの施工もおすすめ
今回のお客様は、修理後の画面に対してガラスコーティングの追加施工をご依頼いただきました。
ガラスコーティングは、特殊な液体ガラスを画面に塗布・硬化させることで、ガラス表面の耐傷性・耐衝撃性を高める最新の保護技術です。
フィルムと違い、コーティングは段差や気泡がなく、見た目もスッキリしている上に、フィルムよりも指の滑りが良くなる点もメリットとして挙げられます。
「せっかく画面がきれいになったのだから、再発防止のためにやっておきたい」というお客様の声はとても多く、修理とセットでのご依頼が増えています。
割れたiPadを放置するとどうなる?放置リスクと修理のタイミング
ケガ・液晶故障…放置のリスクは高い
一見「操作できるから大丈夫」と思っても、画面割れを放置するのは非常に危険です。
割れたガラス片が指に刺さることはもちろん、液晶やバッテリーにまでダメージが及ぶと、修理費用が倍以上に膨らむこともあります。
また、ガラスの割れ方によっては内部のケーブルが圧迫されてタッチが効かなくなる、表示にノイズが走るなどの二次被害も報告されています。
早めの修理がデータと端末を守る最善策
iPadは基本的に内部ストレージにデータが保存されており、画面が完全に操作不能になってしまうとバックアップも困難になります。
だからこそ、「割れてすぐ」「違和感を感じた時点」で修理することが、データを守り、大切なiPadを長く使うためのベストな選択です。