バッテリー膨張 のリスク、ご存知でしょうか?
本日はバッテリーの膨張について詳しくお話していきます。
是非目次から気になるトピックをご確認下さい。
こんにちは。
スマートクールMOMOテラス伏見桃山店は、10時から20時まで営業しております。
バッテリーの膨張ってどういう状態?
こちらは、当店へお持ち込み頂いた、バッテリーの膨張してしまっている端末です。
膨らんだバッテリーが液晶画面を押し上げてしまっています。
このようにバッテリーが膨張してしまう原因やNG行為をお話ししていきましょう。
バッテリーが膨張してしまう原因
①バッテリーが劣化してしまった
スマホに使われているリチウムイオンバッテリーは中に電解質(イオン)が入っています。
そのイオンが電解液という溶液の中を正(+)方向と負(-)方向へ行き来していることで電気が生み出されているのですが、イオンが劣化してしまうと化学反応が起きることで内部が酸化してしまい、その過程でガスが生まれてしまうのです。
そのガスがバッテリーを膨らませて画面を押し上げているというわけです。
②バッテリーに衝撃が加わった
バッテリーの膨張は劣化に原因があることが多いのでかなり長い間使った端末がなることが多いのですが、新しい端末のバッテリーが絶対に膨張しないというわけではありません。
強くぶつける、地面に落とす、など端末に強い衝撃が与えられることでバッテリーが膨張してしまうこともあります。
バッテリー膨張時のNG行動
バッテリーが膨張してしまった時の一番のNG行為は、そのまま放置してしまうこと!
膨張した端末を放置してしまうと、どんどんバッテリー内部にガスが充満していきます。
そうすると、最初は少し隙間が空いていただけだったのに、膨らんだバッテリーに押し上げられて隙間も広がっていき、無理に広げられたことでフレームが歪んでしまったり液晶画面が壊れてしまったりというリスクがあります。
また、隙間が空いている状態ということはiPhoneなどが謳っている耐水機構も意味を成しません。
横からほこりや水分が入ってしまうと、端末の基板が壊れてしまったりするかもしれません。
更に一番怖いのは、バッテリーから出火したり爆発したりしてしまうことです。
バッテリーが膨張する際に発生するガスは可燃性です。
ぱんぱんに膨らんだバッテリーに衝撃が加わったり、ふとした際の火花やスパークによって引火してしまった場合、スマホは修理も難しい程殆ど使い物にならなくなってしまうでしょう…。
そうならない為に修理はするけど、気づいたのが夜ですぐには難しい!!ということもあるかと思います。
修理に持ち込む間にやってしまわない為に下記のことを気を付けましょう。
①画面を強く押さえつける
画面が浮いてきているのを見つけたら、不安になって元に戻そうとぐいぐい押してみたりテープで補強したりしたくなってしまうかもしれません。
しかし、それをすると、バッテリーに対し衝撃を与えることになってしまうかもしれません。
上記にある通り、膨張とはバッテリーにガスがたまることで引き起こされます。
そして、窮屈だから画面が浮いてくるのです。それを無理やり元に戻そうとするとバッテリーにとってはかなり刺激になってしまいます…。
画面が完全に外れてしまわない様に軽くテープを貼る程度でしたら応急処置になりますが、無理に元の状態に戻そうとするのはやめましょう。
②接着剤を使って画面をくっつける
どちらかというとAndroid端末に多いのですが、隙間の中のすぐそばには液晶が剥き出しになっています。
浮いているところだけ貼り付けようとしていたのだとしても、誤って液晶に触れてしまった場合液晶の異常の原因となってしまいます。
また、上手く貼り付けることが出来たとしても、①でご説明したように画面を無理矢理押さえつけてしまうとバッテリーへの負担になってしまいます。
③端末を充電する
バッテリーの残量が少なくなったら充電をする。端末が映像な状態の時でしたら当たり前の行動ですが、バッテリーに異常が生じている場合には控えた方が良いでしょう。
膨張は劣化が原因の一端になって引き起こされる症状の為、弱っている所に蓄電をするようにしてしまうと膨張が進んでしまう可能性があります。
また、蓄電だけでなく放電もバッテリーの負担となりますので横から中身が見えてしまう程画面が浮いている場合端末自体の使用も控え、なるべく早くの修理をおすすめ致します。
当店では最短即日30分からiPhoneのバッテリーの交換を承っておりますので画面が浮いてきてしまったなどのことがございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。