アイフォン修理のスマートクールMOMOテラス伏見桃山店です。
当店ではアイフォンの画面割れ、バッテリー劣化、水没などを修理してます。
当店は今年の4月にオープンしたので、今回が初めての夏という訳です。
予想していた通り、水遊びをする夏は水没復旧の件数が多くなりました。
そろそろ水ぼt…水遊びの時期は終りですが、今回は水没復旧の作業の一部をご紹介します。
タイトルにある様に、水没復旧で最も重要な基盤の洗浄を説明します。
水没したスマホの中には当然水が入ります。
入った水は基盤にも付き、隙間に溜まったりします。
また、水に溶けていた物が基盤に付着して残ったりもします。
水や水に溶けていた物の一部は電気を通すので、そのまま電源を入れると基盤が壊れます。
なので、何よりも先に基盤を洗浄する必要があるのです。
では、どうやって基盤を洗うのか。水洗いという訳にはいきません。
ここで登場するのがコチラ。無水エタノールです。
なぜ無水エタノールで洗浄するのか。大きな理由は2つあります。
1つ目は、エタノールが乾きやすい事です。
エタノールは水よりも沸点(沸騰する温度)が低いのですが、沸点が低いと常温で乾くスピードも速くなります。
消毒用アルコールがすぐに乾くのと同じです。
エタノールが直ぐに乾くので作業が手早く出来るのです。
2つ目は、電気を通さない事です。
お酒や消毒用アルコールと違い、無水エタノールには名前の通り水が混ざっていません。
エタノールそのものは電気を通さないので、万が一乾ききらずに残ってしまっても基盤が壊れたりしません。
基盤の洗浄をする事で、確実に基盤が壊れないように出来ます。(すでに壊れてたら意味はありませんが)
アイフォンを乾かすだけでは基盤に汚れがついたままになるので、基盤が壊れる可能性があります。
個人での対応は避けて、修理店へ持っていくようにしましょう。