「画面じゃないから大丈夫」「背面のヒビくらい気にしない」
そう思って背面割れを放置しているスマートフォンは非常に多く見られます。
しかし、修理現場にいるスタッフとして断言できるのは、“背面割れは見た目以上に危険”ということです。
iPhoneをはじめ、多くのスマートフォンの背面には強化ガラスが採用されていますが、そこには重要なパーツやアンテナ類が集中しています。
背面が割れると内部パーツの破損リスクが一気に高まり、最悪の場合は起動不可・発火・データ消失につながるケースもあります。
京都市伏見区近辺でも、背面割れを放置したことで大きな故障に発展し、結果的に修理費用が高額になったケースが増えています。
本記事では、スマホ背面割れが引き起こす危険性を“修理スタッフ目線”で詳しく解説し、なぜ早めの修理が重要なのか、専門的視点からお伝えします。

背面割れを放置するとどうなる?スマホ内部で起こる危険なトラブル
背面ガラスはただの見た目のためのパーツではありません。
内部には基板、バッテリー、アンテナ、無線充電コイルなど多くの重要パーツが密集しています。
背面が割れると気づかないうちに深刻なダメージが広がることがあります。
ホコリ・水分・砂が侵入し、基板故障の原因になる
背面が割れた状態だと、わずかな隙間からホコリや砂、湿気がスマホ内部へ侵入します。
特に伏見区周辺は自転車通勤や屋外作業の方も多く、粉塵が入りやすい環境です。
内部に入り込んだ微細な砂が基板の端子を傷つけると、
・突然電源が入らなくなる
・タッチ不良
・Wi-Fiや電波が弱くなる
など、深刻な故障を引き起こします。
基板故障は最も修理費が高額になる部分で、背面割れ放置が“高額修理の入口”になることは珍しくありません。
割れたガラス片がバッテリーを傷つける危険性
背面ガラスが割れると、細かいガラス片が内部に落ち込み、バッテリー表面を削ってしまうケースがあります。
リチウムイオンバッテリーは非常にデリケートで、
・傷がつく
・圧迫される
・衝撃を受ける
ことで膨張しやすくなります。
膨張したバッテリーは
・背面や画面を押し上げて割る
・発熱や発火のリスク
につながるため、修理現場では最も注意すべきトラブルの一つです。
iPhoneの背面割れが特に危険な理由
iPhoneは内部構造が非常に精密で、背面割れが起こると機能面での影響が出やすい設計になっています。
修理スタッフからすると、背面割れiPhoneの内部状態は想像以上に“深刻”です。
背面ガラスのすぐ裏に無線充電コイルやアンテナがある
iPhone(8以降)はワイヤレス充電に対応しており、背面直下には「充電コイル」が配置されています。
割れた衝撃でコイルが損傷すると、
・MagSafeが使えない
・充電が遅い
・ワイヤレス充電が全く反応しない
といった不具合が発生します。
また、背面部分には
・Wi-Fiアンテナ
・Bluetoothアンテナ
・NFCアンテナ(Apple Payなど)
などが配置されているため、背面割れは「電波トラブル」の原因にもなります。
内部へ湿気が入り、Face ID・カメラへ影響するケースも
背面ガラスの割れが小さくても、そこから湿気が入り、内部カメラの曇りやFace IDの故障につながることがあります。
修理現場では、「背面割れを半年放置 → カメラユニットなど腐食 → 修理費3倍」というケースも珍しくありません。
背面割れは早期修理が最善。修理店ができること
背面割れを放置するとスマホ全体の故障につながるため、修理店としては“早めの修理”を強くおすすめします。
データそのままでの背面ガラス交換が可能
当店ではiPhone・Android問わず背面ガラス交換に対応しています。
機種によってはフレーム一体型のため全分解が必要ですが、
・データそのまま
・即日〜数時間で対応
が可能です。
背面割れを放置して基板故障に発展すると、修理では直せない場合もあり、データ消失にもつながります。
背面割れは「早めの修理」が何よりの予防策です。
修理後の保護対策(ガラスコーティング)も推奨
背面割れを再発させないために、修理後はガラスコーティング施工をおすすめします。
背面ガラスはケースで保護しても衝撃が伝わることが多いため、コーティングとの併用で割れにくくなります。
特に最近のiPhoneは背面の強度と反比例するように“薄型化”が進んでいるため、保護の重要性が高まっています。







