iPadの故障には様々な種類があります。今回はiPhoneでも起こりうる故障のひとつ『リンゴループ』について、その原因と対処法についてご紹介していきます。
そもそもiPadで起こるリンゴループとは、iPadを使おうとするといきなり再起動が発生してしまうという現象です。なぜ、リンゴループというのかというとiPhoneやiPadの電源を入れたときにAppleのリンゴマークが表示されると思いますが、再起動を繰り返すと何度もリンゴが表示されるため『リンゴループ』という名前が付けられました。このリンゴループが発生してしまうと、画面が完全に操作できなくなり、実質iPad本体の使用が出来なくなります。しかし、対策を正しく行う事で復旧させられる場合もあります。
iPadでリンゴループが起こる原因は、以下の4つが上げられます。一つ一つ見ていきましょう。
1.基板の故障
iPadには「基板」というパーツが本体内部に存在します。その基盤が壊れてしまうと、iPadが故障してしまいます。基板は、人間でいうと脳に値する役割をしているのでリンゴループが発生した場合、真っ先に基板の故障を疑いましょう。
2.物理的な損失
iPadは精密機器であるため衝撃に弱く、落下などの強い衝撃を与えると画面や背面のパネルが割れ、基板などがゆがんでしまう可能性があります。iPadを落としてしまいリンゴループが発生し始めた場合、パーツの故障を疑いましょう。
3.iosのアップデートの不具合
iosのアップデートの際に、「本体の電源を切らないでください」と表示されるかと思いますが、これは途中で電源が落ちてしまうと正常にアップデートが行われず不具合が発生してしまうからです。電源が落ちてしまうと、Wi-Fi等の通信機器が不具合を起こしてしまい、アップデートに失敗してしまう恐れがあります。よって、リンゴループが発生するという恐れが非常に高まります。
4.アプリケーションの故障
iPadにアプリを大量に入れ、何らかの原因で干渉しあったりすると、リンゴループが発生する可能性があります。特に「脱獄」と呼ばれる行為をしているとウイルスの侵入率が高くなり、リンゴループだけでなくセキュリティの面からみても脱獄はお勧めできません。脱獄をせずにリンゴループが発生している場合は、古いアプリケーションの干渉が原因の可能性が考えられます。
リンゴループになってしまった時の対処法
リンゴループが発生した際の代表的な対処法は以下の3つが上げられます。一つ一つ見ていきましょう。
1.強制的に再起動する
iPadを強制再起動する事によってリンゴループが直ることがあります。再起動の仕方としましては「ホームボタン」と「電源ボタン」を同時に押します。そのあとAppleのリンゴマークが出てくるまでおよそ10秒押し続ける事で再起動ができます。このやり方は一番簡単に試せる方法なのでリンゴループになったらまず試してみることをお勧めします。
2.iosを再度インストールする
iosが原因の場合、再度インストールすることによって原因を解決できます。ですが、リンゴループが発生している場合は本体から直接iosのアップデート行うことが出来ないので、PCに接続してiTunesからアップデートを行いましょう。
3.セーフモードで起動する
セーフモードとはiPadの機能を制限して必要最低限のもので起動するモードの事です。セーフモードで起動することでリンゴループの原因がアプリであるかどうかを確認できます。セーフモードの方法は、iPadのボリュームの「+ボタン」と「電源ボタン」を長押ししながら起動します。セーフモードで起動してリンゴループが発生しない場合は、直前にインストールしたアプリが原因の可能性があるのでアプリの消去をして通常起動を試してみましょう。
まとめ
今回は、iPadのリンゴループの原因やその対策について紹介しました。上記の3つの方法を試してみても改善が見られない場合は、修理専門店にご相談してみましょう。
最後に、iPadのリンゴループは、「ついさっきまで使えていたのに急に!!」というくらい前触れもなく突然発生します。その為常日頃から対策をしておくことが大切です。
・脱獄しない
・アップデートをしっかり行う
・バックっプをこまめに取る
・iPadを大切に扱う
特にバックアップは、リンゴループが発生した場合初期化して対応しなければならない場合があるため取っておくことが大切です。常日頃からバックアップを取っていれば問題ありませんが、取っていない場合データが全部消去されてしまいます。大切なデータを守るためにもこまめなバックアップを心掛けましょう。
リンゴループでお悩みの方
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