iPhone 13のバッテリー膨張事例をご紹介!冬季に増えるトラブルとは?
京都市伏見区からお客様がiPhone 13をお持ち込みされました。
「画面と本体の間に隙間ができている」というご相談内容でしたが、確認するとバッテリーが膨張している状態でした。
寒い季節はバッテリーのトラブルが増加しやすい時期でもあります。
本記事では、今回の修理事例をもとに、バッテリー膨張の原因や対策、修理の流れをご紹介します。
1.バッテリー膨張の原因と影響
バッテリー膨張はリチウムイオン電池の特性から起こる現象であり、さまざまな要因が絡み合って発生します。
バッテリー膨張の主な原因
1. 劣化
長期間使用されたバッテリーは化学的劣化が進み、ガスが発生しやすくなります。
2. 過充電
100%まで充電を繰り返すことや、充電器に長時間接続し続けることが膨張の原因になります。
3. 極端な温度変化
冬場の寒冷環境から暖房の効いた部屋に持ち込むなど、急激な温度変化も影響します。
膨張による影響
・画面の浮き
膨張したバッテリーが画面を押し上げて隙間が生じる。
・本体の変形
フレームが変形する可能性あり。
・安全リスク
膨張が進むと発火や爆発の危険性も。
今回のお客様の場合も、寒さによる影響が重なり膨張が進んだ可能性が高いと考えられます。
2.修理の流れと注意点
iPhone 13のバッテリー交換は高度な技術を要します。
以下に当店での修理の流れを解説します。
修理の流れ
1. 診断
端末を分解し、バッテリーの膨張具合やその他のパーツにダメージがないか確認します。
2. バッテリーの取り外し
膨張したバッテリーを慎重に取り外します。
膨張がひどい場合は、発火するリスクがあるため専門的な知識が必要です。
3. 新しいバッテリーの取り付け
高品質な互換バッテリーを使用し、正確に設置します。
4. 動作テスト
交換後、充電や操作、画面表示に問題がないかチェックします。
修理中の注意点
・静電気対策
デリケートな内部構造を守るため、作業中の静電気防止が必須。
・安全な廃棄
膨張したバッテリーは適切な方法で廃棄します。
修理後、隙間もなくなりお客様には満足いただけました。
3.バッテリー膨張を防ぐポイント
日々の使い方を工夫することで、バッテリー膨張を予防することが可能です。
予防のためのポイント
1. 適切な充電習慣
20%〜80%の間で充電を維持することでバッテリーへの負荷を軽減できます。
2. 急激な温度変化を避ける
寒い場所や高温環境での使用を控え、端末を一定の温度で保つことが重要です。
3. 定期的な診断
バッテリーの状態を確認するために、設定内の「バッテリー」項目をチェックしましょう。
交換時期の目安
・フル充電での持続時間が著しく短い。
・バッテリー状態が「サービス」と表示される場合。
今回のiPhone 13のバッテリー膨張事例からもわかるように、日常的な使用習慣や環境がバッテリーの寿命に大きく影響します。
寒い冬場は特にトラブルが増える時期ですので、異常を感じた際は早めに専門店へご相談ください。
当店では、安全で迅速な修理を提供しております。
バッテリーに関するお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお越しください!