京都市伏見区より、「MacBook Pro(A2159)のバッテリーの減りが早い」とのご相談でご来店いただきました。
充電ケーブルを外すと数分で電源が落ちてしまう状態で、外出先での使用が難しくなっていたとのこと。
診断の結果、バッテリーセルの劣化が進行しており、バッテリー交換によって正常に復旧しました。
今回は、同様のトラブルでお悩みの方へ、A2159(13インチ, 2019)モデルのバッテリー劣化サインや交換の必要性について詳しく解説します。

MacBook Pro A2159でよく見られるバッテリー劣化の症状
A2159は2019年に登場したモデルで、発売から数年が経過しており、バッテリーの経年劣化が進んでいる端末が増えています。
以下のような症状が見られる場合は、交換を検討するタイミングです。
バッテリーの持ち時間が極端に短くなる
購入当初は7〜10時間ほど持っていたバッテリーが、2〜3時間しか持たなくなった場合は、バッテリー容量が50%以下に低下している可能性があります。
A2159の純正バッテリーは充放電回数1,000回を目安に寿命が訪れるとされており、長年使用している場合は自然劣化が進行します。
膨張・トラックパッドの押し込み異常
内部でガスが発生し、バッテリーが膨張すると、トラックパッドのクリック感が鈍くなったり、底面が浮いたりします。
放置するとパームレストや内部ケーブルを圧迫し、他のパーツにもダメージを与える恐れがあります。
バッテリー交換で改善できることと作業工程
バッテリー交換を行うことで、動作の安定化・発熱の抑制・駆動時間の回復など、複数の改善が期待できます。
当店では即日対応も可能で、データを消去せずに作業を行っています。


交換による効果
新しいバッテリーに交換すると、充電サイクルがリセットされ、最大容量が100%に戻ります。
持ち時間が回復するだけでなく、CPU性能がバッテリー制御によって制限されることもなくなるため、処理速度の向上も実感できます。
また、熱によるシャットダウンや再起動の頻発も改善されるケースが多く見られます。
交換作業の流れ
A2159モデルは、バッテリーが本体に強力な粘着テープで固定されており、慎重な分解作業が求められます。
当店では、専用の溶剤を使って安全にバッテリーを取り外し、新品パーツを適切に固定。
修理時間はおよそ2時間前後で、即日お渡しが可能です。
バッテリーを長持ちさせるためのポイント
新しいバッテリーに交換しても、使い方によっては劣化が早まることがあります。
以下の点を意識することで、バッテリー寿命を延ばすことができます。
充電しっぱなしを避ける
常に電源に接続したまま使用していると、満充電状態が続き、内部セルへの負担が増します。
長時間の作業時は50〜80%程度の充電を維持するよう意識すると、劣化を抑えられます。
macOS Ventura以降では、バッテリーの最適化充電機能をオンにしておくのも効果的です。
高温・低温環境での使用を避ける
ノートパソコンの内部温度が40℃を超える環境では、バッテリー内部の化学反応が進行し、膨張や劣化の原因になります。
特に夏場の車内や布団の上など放熱が難しい場所での使用は避けましょう。
また、冬場に極端に冷える環境では電圧が安定せず、充電が正常に行えないことがあります。
MacBook Pro A2159のように、長く使い続けられるモデルほど定期的なメンテナンスが重要です。
バッテリーの持ちが悪くなった、トラックパッドのクリック感が変わったなどの違和感を感じた際は、早めの点検・交換をおすすめします。
当店では京都市伏見区・宇治市・城陽市エリアからも多くのMac修理依頼をいただいており、データそのまま・即日対応が可能です。
お気軽にご相談ください。







