京都府宇治市よりSurface Laptop2（1782）の電源が落ちる症状で来店

Microsoft Surface（マイクロソフトサーフェス）修理

2025/12/13

京都府宇治市より、Surface Laptop2（型番：1782）が「充電器に繋いでいないとすぐに電源が落ちてしまう」とのことでご相談をいただきました。

充電ケーブルを接続している間は問題なく使用できるものの、外すと数分も経たずに電源が落ちてしまう状態で、持ち運びがまったくできず非常に不便とのことでした。

Surfaceシリーズは薄型・軽量な設計の反面、内部構造が非常にタイトで、バッテリー劣化が進行すると今回のような症状が発生しやすくなります。

今回は内部診断の結果、バッテリーの劣化が原因と判断し、バッテリー交換修理で対応しました。

本記事では、Surface Laptop2に多い電源トラブルの原因や、バッテリー交換が必要となるサイン、Surface修理の注意点について詳しく解説していきます。

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Surface Laptop2は、発売から年数が経過しているモデルであり、現在ではバッテリーの劣化によるトラブルが非常に増えています。

「電源が突然落ちる」「バッテリー残量があるのに起動しない」といった症状は、Surface修理のご相談の中でも特に多い内容です。

リチウムイオンバッテリーは消耗品であり、使用年数とともに最大容量が低下していきます。

劣化が進むと、表記上はバッテリー残量が残っていても、実際には十分な電圧を供給できなくなり、負荷がかかった瞬間に電源が落ちてしまいます。

今回のSurface Laptop2も、バッテリーの劣化が著しく、充電器を外した瞬間に電圧が維持できずシャットダウンしていました。

Surfaceシリーズは省電力設計が非常に高度で、バッテリー状態を常に監視しながら動作しています。

しかし、劣化したバッテリーではこの制御がうまく働かず、急激な電圧低下を検知すると安全のために自動シャットダウンが行われます。

そのため、AC接続時は問題なく使えても、外すと即座に電源が落ちるという症状が発生します。

「充電器に繋げば使えるから」とそのまま使用を続けてしまう方も多いですが、バッテリー劣化を放置することにはさまざまなリスクがあります。

特にSurface Laptop2のような薄型端末では注意が必要です。

作業中に突然電源が落ちると、保存していないデータが消えてしまうだけでなく、システムファイルが破損する恐れもあります。

最悪の場合、Windowsが起動しなくなるケースもあり、修理だけでなくデータ復旧が必要になることもあります。

安定して使用できない状態は、仕事や学業に大きな支障をきたします。

劣化したバッテリーは内部でガスが発生し、膨張することがあります。

Surface Laptop2は内部スペースに余裕が少ないため、バッテリーが膨張するとキーボードやトラックパッドを押し上げたり、内部基板に圧力をかけてしまいます。

これにより、バッテリー交換だけでは済まなくなり、修理費用が高額になるケースもあります。

今回お持ち込みいただいたSurface Laptop2（1782）は、バッテリー交換修理を行うことで、充電器を外しても安定して使用できる状態へ復旧しました。

Surfaceのバッテリー交換は難易度が高い作業ですが、専門的な技術があれば対応可能です。

Surface Laptop2は、一般的なノートパソコンに比べて修理難易度が非常に高い機種です。

無理な分解は画面割れや基板破損につながるため、Surface修理の実績がある店舗に依頼することが重要です。

当店では、専用工具と経験を活かし、安全にバッテリー交換を行っています。

今回の修理では、ストレージやOSには一切触れず、データそのままでバッテリー交換を行いました。

メーカー修理では本体交換となるケースも多く、データが初期化されることがありますが、修理専門店でのバッテリー交換なら、そのままの環境で使い続けることができます。

バッテリーの持ちが改善し、外出先でも安心して使える状態になったことで、お客様にも大変ご満足いただけました。